今日のひとりごと。
ときどき発信するコラム
本ページはプロモーションが含まれています
お出かけしますか?
新店情報やイベント情報も。
江戸の貧乏長屋で暮らす浪人の柳田格之進(草彅剛)と娘のお絹(清原果耶)。実直な人柄で周囲から信頼される格之進は囲碁の達人でもあります。囲碁の勝負が縁で萬屋の亭主・萬屋源兵衛(國村隼)と手代・弥吉(中川大志)と知り合い、親しくなる格之進とお絹でしたが、ある日、もともと仕えていた彦根藩の藩士・梶木左門(奥野瑛太)が格之進を訪ねてきます。左門により、格之進は郷里を追われる原因となった冤罪事件の真相を知り、自らを陥れた相手に復讐を誓うのですが……。
主人公・格之進を演じる草彅剛さんは復讐を決めた瞬間、それまでの理性をかなぐり捨て、狂気に満ちた姿に一変。目付きから口調、身のこなしまでスパッと変わり驚きました。終始サムライの品格を漂わせているところも見事です。
お絹を演じた清原果耶さんの気丈さと可憐な美しさにも惚れ惚れしますし、格之進と碁を打つうちに変わっていく源兵衛役の國村隼さんは安定の存在感。弥吉役の中川大志さん、左門役の奥野瑛太さんのフレッシュな演技も光ります。他に音尾琢真さん、市村正親さん、斎藤工さん、小泉今日子さんなど実力のある役者さんが勢ぞろい。それぞれが素晴らしい演技を見せています。
格之進は「正義の人」ですが、その正義ゆえに他者を傷つけたことを悔いてもいます。格之進だけでなく、娘のお絹をはじめ他の登場人物たちも、ただ正しいだけではなく、どこかに後ろ暗さを併せ持ちます。この作品が人の多面性をきちんと描き出せているのは、白石和彌監督の演出と、加藤正人さんの脚本の巧みさのなせる業でしょう。
ラストは胸の中にすーっと爽やかな風が通るような、気持ちのいいものでした。格之進の色気のある、凛々しい後ろ姿が印象に残ります。大きな画面で、画面の隅々まで味わいたい作品です
公式HP:https://gobangiri-movie.com
執筆者:本間千英子
新潟市出身。大学で映画脚本を学び、卒業後は東京でほんの少し邦画制作と宣伝に携わりました。幼少時から映画、ドラマ、演劇、本などを支えに生きる還暦フリーライターです。ここではエンタメ全般のオススメ作品と旬の話題もご紹介します!
今日のひとりごと。
ときどき発信するコラム
暮らしのこと。
暮らし/ペット/庭/防犯
体験談/家のこと
旅と食とおしゃれと。
旅/食べる・飲む
毎日のおしゃれ
スタイルのある生き方。
働き方/趣味/資格
いつまで働く?インタビュー
お出かけしますか?
新店情報やイベント情報も。
展示会・ギャラリー・アート
イベント情報/新店情報
大事なお金のこと。
貯蓄/保険/投資/年金
社会保障や税金/資産運用
老後のこと。
老後の準備/老後の住まい
老後のサービス/相続・遺言
介護/墓のこと/健康
おひとり専用キャフェ&
会員サロンのご案内。
店舗情報/営業案内/メニュー
テイクアウト/採用情報
会員サロンイベント情報
Bon Vivantでは【有料会員】を募集しています。
有料会員にはさまざまな特典をご用意しています。
Bon Vivantのイベントや各種セミナーなど、
情報を定期的にご案内します。
Bon Vivant無料LINE会員の
登録はこちらへ