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●「第2回新潟国際アニメーション映画祭」

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新潟3月15日~20日、アジア最大級のスケールで開催!

3000名以上のアニメ・マンガ関連人材を業界に送りこんでいるアニメ都市・新潟市で開催される
「新潟国際アニメーション映画祭」。関連イベントも多数実施されます!

「アニメ映画は見ない、だって若い人や子ども向けでしょ」と思い込んでいる人、

けっこういますよね。

実は私も以前はそうでした。

映画は実写だろ!生きた人間が動いてなんぼだろ!と。

そんな過去の自分を殴りたい。

アニメ映画は、豊かなイマジネーションと

深い人生訓に満ちた作品がたくさんあります。

新旧のアニメ映画をまとめて鑑賞できるのが

「新潟国際アニメーション映画祭」。

独断と偏見で、お勧め部門と作品を紹介します。

●長編コンペティション部門『オン・ザ・ブリッジ』

この映画祭の特徴は、長編アニメーションのコンペティション部門があること。

世界のアニメーション映画祭では、短編にフォーカスすることが多いのです。

今回は世界29カ国・地域から49作品の応募があり、12作品がノミネートされました。  

個人的に心打たれたのはサム&フレッド・ギヨーム『オン・ザ・ブリッジ』(スイス、フランス)。

天と地を結ぶ不思議な列車に乗り込んだ人々が、人生を、思い出を、絶望と希望を語ります。

アーティスティックな絵は味わい深く、大きく世界が開けるラストも秀逸。

エンドクレジットで明かされた登場人物たちの声の詳細には驚かされました。

●世界の潮流部門 女性スタッフ映画『ブレッドウィナー』

©2017 Breadwinner Canada Inc.Cartoon Saloon (Breadwinner) Limited Melusine Productions S.A.

今年の審査委員長を務めるノラ・トゥーミー監督作『ブレッドウィナー』(カナダ・アイルランド・ルクセンブルク)は、アメリカ同時多発テロ事件後のアフガニスタン、カブールが舞台。

女性一人での外出が禁じられているため、

タリバンに捕まった父に代わり一家を支える稼ぎ手=ブレッドウィナーとなるため髪を切り、

「少年」となった11歳の少女パヴァーナの生き抜く姿を描いています。

彼女の勇気と強さに感動し、社会の理不尽さに怒りを覚えました。

第90回アカデミー賞Ⓡノミネート作品です。

●レトロスペクティブ部門 高畑勲監督特集

『パンダコパンダ』

©TMS

『かぐや姫の物語』

©2013 畑事務所・Studio Ghibli・NDHDMTK

2018年に逝去した高畑勲監督は、世界のアニメーション界に大きな影響を与えたレジェンド。

全長編アニメーションが上映されます。

子育て中に『パンダコパンダ』や『セロ弾きのゴーシュ』『火垂るの墓』などを子どもと一緒に観た人も多いのでは? 

再鑑賞すると以前は気付かなかった部分が心に迫ってきます。

特に『かぐや姫の物語』のラストの疾走感! 

生きることの尊さを、喜びを、画面からめいっぱい受け取りました。

アニメーションでしかできない表現と物語を体験できる6日間。

ぜひ会場に足を運んでください! 詳細はサイトでご確認を。

●新潟国際アニメーション映画祭

https://niigata-iaff.net/

執筆者:本間千英子

新潟市出身。大学で映画脚本を学び、卒業後は東京でほんの少し邦画制作と宣伝に携わりました。幼少時から映画、ドラマ、演劇、本などを支えに生きる還暦フリーライターです。ここではエンタメ全般のオススメ作品と旬の話題もご紹介します!

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