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【新潟県新潟市西区】

Srory.2◆蔓工芸作家・鷲尾トシエさんの「山ブドウの財布、籠バッグ」

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たったひとつでも、大切につくられたものが手元にあると、人生は豊かになります。長年、新潟県内各地を取材でまわったスタッフが見つけた新潟の作家さんや、作り手が思いをこめて作った「いいもの」。中には、全国でも手に入らない貴重な作品があります。そのストーリーや、作り手さんたちの思いも一緒に紹介します。

天然素材の籠の魅力

山ブドウや胡桃、桜などの木の皮を使った籠は女性たちの憧れ。鷲尾さんは、籠作家の中でも、全国で非常に人気が高い作家さんです。数百種類の編み方を熟知・会得している鷲尾さんは、美しく緻密、けれど自由奔放に編みながらも美しいフォルムを実現し、オリジナルの編み方までを開発した作品は芸術作品ともいえるもの。鷲尾さんは今まで数々の賞を受賞しています。

鷲尾さんが使う山ブドウや胡桃、籐などの素材は、すべて新潟県内のものだけ。それらを編むために丁寧に下処理をするところから新潟市内の工房で、こつこつと新しい作品を作り続けています。

何百通りもの編み方を

会得した鷲尾さんが生み出す作品

どこに行っても手に入らない、私たちも憧れの鷲尾先生の籠バッグや大財布。展示会では、すぐに売り切れてしまう鷲尾さんの作品ですが、キャフェ「ボン ヴィヴァン」では、特別に展示販売しています。

蔓工芸作家・鷲尾トシエさん

わしお・としえ●1946年生まれ。38歳から東京の籐工芸作家に15年間師事し、その後13年間蔓工芸作家に師事。籐の作品で県展に入選を果たし、2007年に工房を設立。2013年、日本工芸展に出品し、新潟日報から奨励賞を受賞。新潟市在住。

店舗情報

café Bon Vivant
tel/025-378-8169
住所/新潟市西区小針上山4番35号 Bon Vivant1階

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石川 まゆみ Mayumi Ishikawa
この記事を書いた人

独特の変なファッションセンスで闊歩する姿は、大阪のおばちゃんをも凌駕する。初対面でも平気なのもしかり。花、酒と犬猫をこよなく愛でる。大好きな唐揚げ取材から始まったライター暦は16年。

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